お悩み・トラブル解決事例

【ろ過装置ろ材交換】大規模なろ過装置のメンテナンス

水族館におけるろ材交換工事の事例です。大規模なプロジェクトで、2週間以上、述べ100人以上を手配する大掛かりな清掃工事となりました。

課題

大量の水を使用する水族館では、水槽内の水から不純物などを除去するため、バックヤードで大きなろ過装置を何基も利用しています。
ろ過に使われるろ材は砂利や砂が中心ですが、それらは長年使用していると間隙に汚れが溜まり、フィルターとしての役目を果たさなくなってしまいます。また、汚れが原因で細菌などが発生し、水質悪化に繋がる可能性があります。
そのため、定期的なろ過装置の清掃とろ材交換が必要です。

今回はお客様のご要望に基づき、水質の安定化とタンク内部の経年劣化の状況調査を目的に、計6基の大きなろ過装置の濾材交換を実施することになりました。

作業内容

ろ材交換は作業の性質上、多くの作業員が必要となる場合が多いという特徴があります。さらに今回は対象となるろ過装置の数も多く、場所も地下という作業条件。
結果として2週間以上の工期を要す大掛かりな工事となりました。

1.安全対策

ろ過装置は密閉されており、金属製であることから酸化しやすいため、内部が酸素欠乏状態になっていることがあります。
作業前に送風機でろ過タンク内の空気を循環させ、内部の酸素濃度を測定し、作業員が酸素欠乏症に陥ることのないようしっかりと安全を確認します。

“手作業で砂を除去します” “土のうに入れた砂を吸引”

2.マグナスダンパー車による吸引

まずはタカヤマが所有する車輌の中でも特に吸引力が強い10tマグナスダンパー車を用いて、タンク内の濾材を一気に吸引していきます。
砂や砂利は吸引しにくく、非常に困難な作業であるため、総動員で取り掛かりました。

3.手作業による濾材の搬出

細部に溜まった砂はマグナスダンパー車で吸引できないため、作業員が手作業で取り出し、土嚢袋で搬出します。
土嚢袋は地上へと運び、砂を出してからマグナスダンパー車で吸引します。

4.タンク内部点検及び濾材充填作業

ろ材を全て吸引したら、タンクの内部に損傷はないか、また錆びたりしていないかしっかり点検します。
最後に、決められた順番通りに新しいろ材を充填し、作業完了です。

“タンク内部のチェック”

5.報告書の提出

作業後、一連の工程を書類にまとめ、お客様に報告書として提出します。

お客様の声

大変な作業ですが無事に終わって良かったです。ありがとうございました。

隠す
フリーダイヤル0120-133-650 24時間・土日も受付中 お問合せ・ご相談窓口はこちら
ページの先頭に戻る