お悩み・トラブル解決事例

防食工事もタカヤマにお任せください!

食品工場で実施した調整槽の防食工事事例をご紹介いたします。

課題防食工事を検討中の方へ|腐食対策で安全性とコストを両立

今回はお客様より、
「タカヤマさんからいただく清掃報告書を見て、コンクリートの剥がれが気になってきました。いつも清掃をお願いしているタカヤマさんなら槽内のことをよく把握していると思い、腐食が進む前に防食工事のお願いできますか?」とのご依頼を受けました。

~タカヤマの報告書が進化!報告書に槽内情報をさらに詳細化!~
事前にお客様の槽情報を把握することで、急なトラブルやご依頼にも以前よりスムーズなご提案が可能になりました。

作業内容防食工事の工程を詳しく解説|下地処理から仕上げまでの流れ

今回実施した工事は食品工場の調整槽の防食工事です。
実際の施工内容と合わせて、防食工事についてご紹介します。

防食工事とは、劣化したコンクリートを復旧させる工事です。
槽や設備は薬品や廃液にさらされることで劣化しやすくなります。
そこで、コンクリート内部の鉄筋やコンクリートが腐食しないよう、耐薬品性のある塗装を施して保護層を形成します。
この層によって、廃液などから槽を守ることができます。

1.現場調査
腐食の進行状況を確認するため、フェノールフタレイン液を噴射して確認を行います。
RIMG7004.JPG

このフェノールフタレイン液はPHによって色が変化します。
赤くなればアルカリ性=健全、無色なら中性化=危険 と、分かります。

2.下地処理(表面処理)
まずは槽内・壁面の汚泥や油分などの汚れを除去します。
今回の現場は施工面積が広いため、ウォータージェットを使用し、洗浄します。
RIMG3712.JPG

次に表面をグラインダーで研磨して汚れを完全に除去するとともに、表面を平滑に整えます。
汚れが残っていると塗装の密着性が低下します。
この下処理の工程は綺麗に仕上げるために非常に重要です。

3.プライマー塗布
下地処理が終わるとプライマーを塗布し、下地と防食層の密着を強化します。

4.中塗り・上塗り
プライマーが乾いてからモルタルを塗布します。
今回使用したモルタルはエポマージオタイトFという下水処理施設補修用断面修復材耐硫酸性モルタルです。
このモルタルは耐硫酸性に優れた特殊モルタルです。
RIMG7152.JPG

モルタルが乾いてから、エポキシ樹脂塗料を塗布します。
今回は3回、重ね塗りしました。
その後、もう一度エポキシ樹脂塗料の上塗り材を塗布します。
RIMG7400.JPG

5.硬化・養生
塗膜を十分に硬化させるため、槽の中に送風機で風を送り、乾かしていきます。
RIMG7754.JPG

6.検査・仕上げ
塗膜厚さや密着性を確認し、工事を完了です。

今回の工事は1週間で終了しました。槽の大きさによって工期は変わってきます。
防食工事を行うことで、設備の長寿命化とメンテナンスコストの削減が期待できます。
お客様のご都合に合わせて柔軟に対応いたしますので、ぜひご相談ください。

お客様の声相談してよかった!

調整槽の腐食が進んでいて、漏れや衛生面のリスクが心配でしたが、専門的な診断と丁寧な説明で安心して工事を任せることができました。
工事期間も予定通りで、操業への影響が最小限だったのが助かりました。今後のメンテナンスコスト削減にもつながると期待しています。

隠す
フリーダイヤル0120-133-650 24時間・土日も受付中 お問合せ・ご相談窓口はこちら
ページの先頭に戻る