お悩み・トラブル解決事例
30年以上使用し続けたグリストラップ
こんな状態でも直せますか?お気軽にお問い合わせください。
課題何十年前・・・? 古いグリストラップでも直せますか?
この度、飲食店を経営しているお客様より、「30年以上使用しているグリストラップを修理できないか」というお問い合わせをいただきました。
作業内容
まずは現場調査をし、どのように修理できるか調べます。
今回修理するグリストラップは、坂道上に位置している店舗のグリストラップです。そのため傾斜による土圧で既にグリストラップ本体が変形しており、取り外して新しいグリストラップを入れるという通常の入替方法では設置場所部分が一気に地崩れするリスクがあります。
そのため元のグリストラップを取り外さず、中にひと回り小さいグリストラップを新しく設置する方法にしました。
【1.突っ張り棒を設置】
土圧によって作業中に設置場所が歪まないように突っ張り棒を設置します。
こちらは作業中に取り外しが可能なように仮止めです。
【2.断熱材を入れる】
次に新しいグリストラップの土台としてポリスチレンフォームの断熱材を敷きます。
ポリスチレンフォームは耐水性があり、紫外線を浴びなければ劣化しにくいため今回、土台として活用しました。
これを敷くことで元々繋がっていた配管との高さを調節します。
【3.グリストラップ設置】
汚水漏れが起きないように隙間を発泡ウレタンで配管のつなぎ目部分の隙間を埋めます。
周りの隙間も発泡ウレタンで埋めていきます。
また作業中は突っ張り棒で仮止めをしていましたが新しく設置したグリストラップも同様、土圧で歪まないように支保工を設置します。
【4.フタ交換】
埋め込みタイプのグリストラップなどは人がグリストラップの上を通るため、その際にフタが破損すると大けがに繋がる可能性があります。
また、埋め込みタイプではなく置き型タイプのグリストラップの場合は異臭トラブルなどに繋がる可能性があります。
グリストラップにおけるフタはとても重要です。不具合がある場合はすぐに修繕、交換することをお勧めします。
フタは型番によって、既製品にてご用意する場合と、オリジナルで製作する場合のどちらでも対応いたします。
今回はフタにもかなり劣化が見られたため取り替えすることを提案させていただきました。
また、フタに合わせてグリストラップの外枠も新しく設置いたしました。
お客様の声リスクの把握と作業時の対策でスムーズに作業完了
「現場調査の段階で様々なリスクを想定し、トラブルもなく修理出来て良かったです。」